【Once again to the Rider】 Vol.2


エンジンと共に『本当の自分』が目を覚ます。

文:北岡博樹

ライダーにとって愛車は単なる機械じゃない。
こういう考え方は、乗らない人には理解されないだろう。
でも、あなたはきっと知っているはずだ。
まるで血が通っているかのようなエンジンがある、ということを。

  快適なこと。重要なのはそこじゃない。
クルマに比べればモーターサイクルには不便なことが多い。

暑さ寒さは身体に堪えるし、雨が降れば濡れネズミ。

でも、そんなことは承知の上だ。

だって、その先には『それ以上のもの』がある。

そのことをライダーたちは知っているから、不便なんて問題じゃない。

ただし、ライダーという人々はけっこう単純だったりもする。

風を切って、ただ走るだけ。

たったそれだけで満たされてしまうのだ。

モーターサイクルに乗ったことがある人ならば、この感覚、わかってもらえることだろう。

そうやって心が満たされる理由のひとつに『エンジン』がある。

ガソリンで動く内燃機関。

鉄の塊が人の心を満たしてくれるなんて話は「いい年してナニ青いこと言ってんの?」と他人に笑われるかもしれない。

けれど、それは確かにあるのだ。

W800 STREETとCAFEに搭載される空冷の並列2気筒エンジンはまさにそれ。

数値化はできないけれど、新しいW800シリーズには、確実に心に飛び込んでくるものがある。

  音と鼓動に『心』が震える
今も乗っている人には当たり前のこと。

昔、乗っていた人だって簡単に思い出すことができること。

不思議だけれどもモーターサイクルには『エンジンが始動する瞬間』に独特の高揚感がある。

新型W800シリーズの場合はまず、その排気音だ。

エンジンに火が入った瞬間、一直線に伸びるマフラーからは野性味すら感じさせるサウンドが吐き出される。

トトトッとかパタパタ、なんてかわいいものじゃない。

言うなれば『男らしいサウンド』といったところか。

これに関してはW800 STREET/CAFEの特設サイトで排気音が聴けるから、そこで聴いてもらうのが理解が早いに違いない。

 きっと驚く! W800 STREET/CAFEの排気音

特設サイトはコチラから!
special.kawasaki-motors.com
荒っぽさすら感じる、そのサウンドに気持ちが高ぶる。

新型W800シリーズは、音だけで、人の心を震わせてくるのだ。

  自分だけの『音』じゃない
その音に対してタレントの平嶋夏海さんが言う。

『発進するときの音が特にいいんですよね。一緒にいる友達にも「ねえ、聞いてよー!」ってなっちゃうと思います』

確かにそのとおりで、この音は仲間にも聞いてほしくなる。

変な話かもしれないけれど、W800 STREET/CAFEは『音』を自慢したくなるのだ。

『でも、自分でもヘルメットのシールドを開けて音に耳を澄ませたくなりますけどね!』

音が良い。

それをひとつの価値だと思えるのは、きっとライダーの感性。

例えば今、すこしモーターサイクルから離れた生活をしていたとしても、この感覚が理解できるならば、その人はどこまでいっても根がライダーなんだろう。

  鼓動が強烈に主張する
そしてもうひとつ。

新型W800シリーズには『強烈なもの』がある。

360度クランクを採用したエンジンの鼓動感だ。

エンジンから発生する振動を『味わい』として感じられるのも、風を切って走るモーターサイクルならでは。

現代の四輪車で振動を感じるエンジンなんてまず存在しないことが、その証明だと思う。

360度クランクというのは、ざっくり話をすると単気筒エンジンが2つ横並びになっているようなもの。

W800シリーズは排気量773ccなのだから、乱暴に言えば、400ccクラスの単気筒エンジンを2基積んでいる状態に近い。

だから、どうしたって振動は消えない。

でもW800 STREET/CAFEの2台は、あえてそれを消さなかった。

その鼓動と、躍動感こそを『Wらしさ』としたからだ。

走っている時も、止まっている時も新型W800シリーズのエンジンは強く訴えかけてくる。

ライダーにとってそれは不快ではなく、心地の良いもの。

まるで生き物のようなエンジンの拍動に、思わず笑みが漏れてしまう。

『わたしが今まで乗ったことがある中で、いちばん存在感のあるエンジンだと思います』

平嶋さんとしても、新しいW800シリーズに最も驚いたのはそこだった。

『ハンドルからもシートからもステップからも、エンジンを感じます。優等生っぽさなんて全然なくて、全身に鼓動が伝わってくる。そこに「Wに乗ってる」感があって良いんです』

現役ライダーにとってすら、このエンジンは強烈そのもの。

新しいW800シリーズの中核は、その鼓動感にある。

『360度クランクっていうのが、何だかカッコいいですよね!』

他とは違うWとしての独自性。

それはやっぱり、名車650-W1から受け継がれているバーチカルツインのエンジンなのだ。

  感じたものに、素直に生きる
排気音は耳に残り、鼓動が感性を刺激する。

それは現代的な洗練とは真逆かもしれないけれど、それこそが『W』なのだ。

便利で快適で、スマートなことが人生においてい最も重要なら、わざわざモーターサイクルを選ぶ必要はない。

だけど、それだけじゃ満たされない人だっている。

 五感で感じるものを、何よりも大切に。
そんな人にこそ、新型W800シリーズに触れてみてほしい。

この音と鼓動に直接触れた時、何かを感じるとしたら。

そこで目覚めようとしているのは、抑えていた本能に違いない。

ライダーとしての心に、もういちど火が入る。

W800 STREETとCAFE。

そのエンジンは『本当の自分』を目覚めさせるイグニッションだ。

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